富田林病院vs.PL病院(アメニティー施設編)

救急搬送用入口が別にありますが旧病院は現在解体中なので通常の患者出入口はコロナ疑い患者待機テント先の入口のみになります。

病院職員と患者さん向け「アメニティー施設」は患者の利便性を向上させる他には職場環境の改善にもつながります。患者さんにとっても第2の待合室。


「富田林病院11月4日から院外処方へ」ではコンビニはディリーヤマザキと紹介していましたがコンビニではなく病院売店「Yamazaki shop」の間違いでした。近隣では「さくら会病院」にも出店。

セブンイレブンやファミマ、ディリーヤマザキ等のコンビニではポイントカードが使えますが「Yamazaki shop」では、ポイントカード使用不可。バーコード決済PayPayのみ可

コンビニではマルチコピー機(コンビニ端末機)で住民票の写しや印鑑登録証明書、市府民税証明書を取得することができますが富田林病院の売店では業務用のコピー機を設置していますがコピーのみできます。宅配便、メルカリ発送、受取も不可、マルチコピー機に付随するチケット受取不可。地方の個人店よろずや(万屋)のようでした。

経営面では各ポイントの負担も必要無く営業時間も短いので人件費等コスト面では有利です。イートインコーナーが設置されていますがイートインコーナーは病院の設備と言う考えなので消費税10%ではなく8%なのでしょうか。レジ前にはイートイン利用時は自己申告するようポスターが掲示されています。

売店と同じ経営(一冨士フードサービス)の職員食堂は地下に設置。職員食堂の価格はクローバー(カナヤ)と変わらずで安くなっていないそうです。(旧病院ではクローバーを職員が利用する場合職員割引きあり)

PL病院と比べ営業時間も短くコロナ禍で働く病院職員の福利厚生面や入院患者の利便性に貢献していません。薬局・職員食堂・売店のアメニティー施設を取り仕切るのは、代表企業の「東急コミュニティー」



通路幅が狭くなった病院には患者さんと胡蝶蘭があふれていました。

武田薬品、アステラス製薬等の大手製薬会社は目立つ祝い花は20年以上前から業界ルールで自主規制しています。

MRが持ってくる社名入りのカレンダーやボールペンも利益相反行為とみなされるようです。「富田林病院建替え費用半分の60億円は市民の税金」

協定書

  • 現病院施設の解体費は市負担とする。(市負担限度額7億円)
  • 新病院オープン後「前」は施設改修、医療機器購入については済生会「富田林市」負担とする。

立札の芳名から透析装置は新病院オープン前に「宮野医療器」経由で購入「日機装」製のようです。


特定の医療機関から処方箋の受付割合が95%を超え、かつ、処方箋の受付回数が一定程度ある薬局について、医薬品の備蓄の効率性や医療経済実態調査における損益率の状況等を踏まえ、「調剤基本料2」または「調剤基本料3」の対象。診療所と「不動産取引等その他の特別な関係」がある診療所敷地内の薬局等を「特別調剤基本料」の対象。処方箋集中率の基準を95%超から70%超へ引き下げ、点数も11点から9点に引き下げ。同一敷地内薬局については、かかりつけ機能に係る基本的な業務が合計100回未満の場合に、調剤基本料を50%減。

富田林病院敷地内薬局(アイン薬局)

現在「アイン薬局」は富田林市内最安の「特別調剤基本料」9点。富田林病院で受診した場合はそのまま「アイン薬局」に処方箋を持ち込めば他の薬局よりも薬をお安く購入することが出来ます。

義母が富田林病院を月一受診、アイン薬局に処方箋を持ち込んだのですが以前の富田林病院の院内処方よりずっと待ち時間が少なく、若い男性の薬剤師さんが丁寧に服薬指導してくれていました。

旧富田林病院では長い時間順番待って受け取って帰るだけでしたがアイン薬局ではしっかり薬の説明を受けることができました。

●薬剤料以外の義母の調剤内訳(院内処方では発生しなかった料金)後期高齢者医療(1割負担)適用前。来年度から2割負担になるようです。

  • 特別調剤基本料「9」90円
  • 調剤技術料(内服調剤)「55」550円
  • 調剤技術料(外用調剤)「10」100円
  • 調剤技術料(内服調剤)「55」550円
  • 薬学管理料(薬剤服用歴管理指導料)「57」570円
  • 計1860円(薬剤料除く)

富田林病院患者の場合は元々院内処方なので初めて来局する方は「薬学管理料」は来局無(3ヶ月以内来局なし)「57」点で最も高い管理料となります。

「アイン薬局」は富田林病院の外来透析患者さんの処方も受け付けているようなので土曜日・日曜日も営業。患者本位の薬局スタイルです。

ココカラファインも9月から処方箋を扱ってます。


「PL病院」4F庭園から

「PL病院」内セブンイレブン。営業時間(7:00~22:00)以外は街場のセブンイレブンと同サービス。ナナコ、PayPay、auPay、Rpay、クレジットカード、交通系等セブンイレブン同等の決済が可能。

セブンのFC店は「KOYO」。富田林病院のファミマが退店した後、1年間限定でコンビニを臨時公募で出店していました。富田林病院では「Green Leaves mall」という独自企画の病院売店でした。「光洋グループ」もグループ会社で敷地内薬局を経営しています。

移転前の旧PL病院では売店「福島」(府民センター内食堂も屋号「福島」名義で同時に出店)でスタッフだった店長が独立して新PL病院内「ファミリーマート」として出店しましたが2018年4月セブンイレブン(光洋)に継承しています。

医療商材の「光洋グループ」が運営しているので入院患者用の独自商品も豊富でした。

富田林病院売店では出来なかったマルチコピー機(コンビニ端末機)で住民票の写しや印鑑登録証明書、市府民税証明書を取得することができます。保険やイベントチケット受け取り、宅配便発送、受取可

今年は「おせち料理」の宅配もPL病院店独自で実施。職員控室にお弁当や医療商材等もセブンスタッフが配達しているようです。

富田林病院のアイン薬局もセブン&アイと業務提携し、他病院では敷地内薬局とセブンイレブンを同時出店しています。


職員食堂は別棟にあるようですがお見舞いや外来患者用の食堂がPL病院移転開業時から設置されています。

給食事業最大手のコンパスグループ・ジャパン株式会社が運営

手前が喫茶コーナー、奥が食事コーナー

海老名サービスエリア「メロンパン」が富田林でも食べられます。


「PL病院」は安価な院内処方ですが希望すれば手数料(最大68点)負担で処方箋を発行してもらえます。薬の待ち時間20分~30分程度、お薬は患者側が院内、院外どちらにするのか選択可能。


南海バスと近鉄バス「路線バス」はPL病院から乗車できるようになりましたがPL病院の送迎バスの本数は富田林病院に比べ圧倒的に少ない


すばるホール発「PL病院」送迎バス、平日2本、土曜1本

すばるホール乗り場から富田林病院方面行のバス乗り場。富田林病院はレインボーバスと送迎バスWで利用出来ます。



富田林病院発各方面行


現在PL病院の駐車場は待ち時間一切なし、駐車料金終日無料(来年2月から有料化)


富田林病院の場合は現在も工事中で駐車場が狭く午前中は「けあぱる」辺りまで入庫する車の列が続きます